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4月27日(月)第66回地方創生チャレンジクラブ勉強会を実施しました(講師:森重良太様)

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2026年4月27日(月)に第66回地方創生チャレンジクラブ勉強会を開催しました。

今回は、株式会社南紀白浜エアポート誘客・地域活性化室 室長の森重良太様を講師に迎え、「ワーケーションの聖地・南紀白浜はいかに作られたのか?〜200社4000件の誘致を実現した、関係人口の創出術〜」をテーマに、その戦略と実践についてお話していただきました。

当日、約20名の方にご参加いただき学びが深まった会となりましたので、今回のイベントの様子をご紹介いたします。

第66回地方創生チャレンジクラブ開催概要

テーマ:『ワーケーションの聖地・南紀白浜はいかに作られたのか?〜200社4000件の誘致を実現した、関係人口の創出術〜』

日時: 2026年4月27日(月) 17:30〜19:00(終了後グループ内にて交流会 19:00〜19:30)

開催形式: オンライン開催(Zoom)

<タイムスケジュール>

17:30〜17:35 開会、代表挨拶・登壇者の紹介

17:35〜18:55 講演、グループワーク、発表、講師による講評

18:55〜19:00 事務局からのコメント・閉会

19:00〜19:30 交流会

講師紹介

森重良太 様株式会社
南紀白浜エアポート 誘客・地域活性化室 室長

和歌山の地域コーディネーターとして、持続可能で稼げる地域づくりをゴールに、地域の社会課題と都市の企業課題の同時解決を目指した関係人口創出の仕組み化を推進。
200社4000件超の企業のワーケーション・合宿・越境研修・DX実証の誘致・受入を手掛けてワーケーションの聖地化を実現、6年で空港利用者を倍増させる。
NECで戦略スタッフ、IGPI・JPiXで経営プロフェッショナルとして、事業再生・組織変革・地方創生を経験して現職。
総務省 地域力創造アドバイザー、観光庁 地域周遊・長期滞在促進のための専門家派遣事業 登録専門家、和歌山大学専門職大学院 非常勤講師などの公職も務める。

和歌山県南紀白浜とは

和歌山県南紀白浜は、「海・温泉・パンダ」に代表される豊かな自然・観光資源を有しており、加えて、羽田空港から南紀白浜空港まで約60分という首都圏からの高い利便性も備えています。

南紀白浜空港は、民営化された空港運営会社として、「空港の発展は地域の発展から」というコンセプトを掲げて、誘客と地域活性化の専門部署を設け、地域連携DMOとして着地型旅行業などを展開しています。

南紀白浜空港空港では、リゾート地ならではの課題を解決すべく、2017年より自治体と民間事業者が連携してワーケーション受け入れを本格的に開始、現在では日本のワーケーションの発祥の地として広く知られています。

弊社も各地でサテライトオフィス誘致事業を行っておりますので、ご興味のある方はこちらの記事も併せてご覧ください。

G&Cコンサルティング株式会社HP サービス:サテライト誘致支援

ワーケーション「発祥の地」はどのように作られたのか

今回は、森重良太様から、南紀白浜がワーケーションの聖地として認知されるまでの経緯と、その背景にある戦略について詳しくお話いただきました。

出発点は、リゾート地ならではの課題でした。

年間340万人が訪れる観光地でありながら、平日・閑散期の需要が落ち込むという構造的な問題を抱えていた南紀白浜では、その解決策として「ワーケーション」に着目しました。

ワーケーションの誘致を通じて、観光の閑散期(平日)の需要底上げ、リピート率の向上、地域消費の活性化、先進技術の活用による地域課題の解決などをこれまで実現してきました。

その結果、ワーケーションにより、地域との長期的な関わりを創出し、セールスフォースやNECグループ、三菱地所をはじめとする大手企業が次々とサテライト進出を果たし、近年では新たな地元雇用も創出されており、地域の平均所得が上がるなどの波及効果も出始めています。

南紀白浜空港の利用者数もワーケーション誘致前と比較して約2倍に増加しており、機材大型化や増便も実現していると言います。

 

ワーケーションの本質とは

ワーケーション目的で来訪する人や企業は「単なる観光体験としてのワーケーション」ではなく、地域との交流や地域課題への貢献に対する期待を持っています。

そのため、企業と地域が持続的にWin-Winになる仕組みづくりの重要性について語られました。

南紀白浜では、温泉やビーチ、パンダ、熊野古道といった観光資源や利便性の高いコワーキングスペースに加えて、地域の方との交流イベントや地域課題について意見交換をする場などをコンシェルジュがワーケーション専用プログラムとして提供しています。

専用プログラムを通じ、観光体験だけでは得ることのできない、それぞれが持っているもの・持っていないものを相互にGive & Givenの形で価値交換する要素が加わるように意識しているそうです。

このように来訪する企業に対して、整ったワーキング環境、地域の課題と向き合うプログラム・地元の方との交流機会を組み込んだ専用コンテンツを提供することで、一回限りの訪問にとどまらず、繰り返し地域と関わる「関係人口」の創出を実現してきました。

この個人のウェルビーイング向上・企業の人的資本経営への転換・地域の経済活性化という三方良しの成果を同時に追求するアプローチこそが和歌山のワーケーションの本質です。

新たなビジョンに向けて

森重様の7年間の地方創生の活動を通じてたどり着いた「地方創生の方程式」について詳しくお話いただきました。

森重様はこれまでの6年間で50回にわたって南紀白浜でのフリーディスカッションを開催してきました。

さらには、飲み会という場を通じて、地域のさまざまな課題や問題点に耳を傾け続け、「どんな地域にしたいか」という将来ビジョンをしっかりと描くだけでなく、そこから逆算して地域課題を特定するというアプローチを地道に積み重ねてこられました。

ディスカッションを続けることで「地域に唯一無二の正解はなく、他の地域の好事例をそのまま横展開することはできない」ということに気づき、経験の末にたどり着いたのが、

①将来ビジョンを描く
②ビジョンから逆算して地域課題を特定する
③課題を解決するターゲットを決める
④ターゲットの目線で地域全体を磨き上げる
⑤「やる人」を育成しバッターボックスに立つ人を増やす
⑥ひたすらやりまくる

という6つの方程式です。

最後に、地方創生の核心は「人」であると力強く語られました。

次の20代・30代の世代へ引き継ぎながら、2040年に地方で働き暮らすことが日本において当たり前の価値観となる未来を目指しており、その象徴となるエリアとして地方を推奨したいとのことでした。

地方創生チャレンジクラブ勉強会は今後も開催予定!

今回の記事では、第66回地方創生チャレンジクラブについてご紹介しました。

お話を通じて、地域の課題を起点に、来訪者・企業・地域住民の三者がともに価値を生み出せる関係性を設計することが、持続可能な地域づくりの鍵であるということを改めて学びました。

また、「200社・4000件」という実績の裏側には、一件一件の企業のニーズを丁寧にヒアリングし、信頼を積み上げてきた地道な取り組みがあることを知り、地方創生に近道はないという思いを強くしました。

今回学んだ視点を、弊社が関わる各地域での活動にも活かしていきたいと思います。

地方創生チャレンジクラブは今後もオンラインで開催します。
ご興味のある方は、ぜひ下記お問い合わせ先までご連絡ください。

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G&Cコンサルティング株式会社
info@gc-consulting.jp

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